罠型十二獣について

遊戯王OCG

 どうも、おんそばです。環境はイシズvsビーステッドvsダークライみたいな感じになっていますね。個人的には前期より悪くない環境だと思っているので、相変わらず紙しばきまくってます。

 さて、今回は環境第3勢力となれるか、十二獣についてです。少し前どこかで入賞していたときから気になっていたんですよね。さっそくLet’s go!

 

強み

 ①ポンと貫通2500打点を立てることができ、罠ビにしてはライフを取る速度が速い
 ②環境的に強力な罠を採用できる
 ③ビーステッドに動きを阻害されない

①はこのデッキを使う一番の理由になる部分です。場所によってはCSに時間制限がある場合があり、ライフを削る速度は速いに越したことはありません。

②は2022.10環境において刺さる罠をメインから積んでもギミックと喧嘩しない、ということです。

③は流行のビーステッドに対しこちらの墓地を使われません。ビーステッド側は自身の墓地から除外を余儀なくされます。 

構築例

 

採用カードについて

ラム

 主力。獣の着地狩りに唯一抗える可能性のある十二獣。最初動でなければ、ラム破壊→他の十二獣ss、EX体破壊→ラム切って発動無効。最悪はヴェスペネイトに当てられることですが、それでも後続は残せます。一番引きたいので3投。

サラブレード

 第2の主力。十二獣切って一枚マリガン。よほど十二獣に偏ったハンドが来ない限り効果は使いませんけどね。下級で素の打点が最も高く、手札に複数枚来ても事故りにくいので3投。

ヴァイパー

 フリチェの素材化と、ダメステ時戦闘した相手を除外。だいたいこのデッキはヴェスペネイトで殴るのでどちらもそこまで使いません。横のティアラがいた時にワンチャン使うかなくらいなのでこちらもピン。

ボーダー

 元のレシピに入っていたやつ。激流で流れるしフェンリルにやられるしエクシーズ体で戦うしであまり噛み合わないなと感じ解雇。

フェンリル

 獣を踏み、あわよくば除去までしてくれるヤツ。苦手とするビーステッド本体に対してもかなり強く出れるのがよく、なおかつリソースになってくれる。

開局

 十二獣スターター。コストはライフでなく表側のカード。厳密にはコストじゃないけど。

好きな十二獣リクルしていいよって書いてある。加えて邪魔になった永続を剥がすこともできるのが器用で優秀。

強欲で貪欲な壺

 十二獣の宝札。罠ビ御用達の手札増強。準制限なのが痛い。3枚目の枠を下のカードで埋めています。

金満で謙虚な壺

 戦っていて、EXデッキが枯れることはほぼなかったのでピン投。十二獣のエクシーズ体、主にハマーコング、タイグリスを飛ばします。積極的にハマーコングを飛ばします。(重要なところは2回いいました)

 状況に応じた札をピックでき、罠過多の場合はモンスター、逆もまた然りと柔軟性が光るカード。

 サラブレードとは噛み合わない部分だけ注意。

炎舞‐テンキ

 強貪でサーチ先が飛ぶ可能性があるので1投。柔軟に十二獣を選べる+ラムの投入枚数かさましになるのはエライ。

スキルドレイン

 ガーディアンの力(2002年)が生み出したパワカ。コスト軽すぎだろ。

主にフェンリルやカレイドハート等が仮想敵。どれも野放しにしておくとこちらの永続やら前やらがずたずたになります。

マクロコスモス

 こちらはENEMY OF JUSTICE(2006年)が生み出したパワカ。ヘリオス出す効果使われることなさすぎだろ。

仮想敵はティアラとビーステッド全般の展開抑止。アーゼウスが泣き所なので、うまくいなしたい。

暗闇を吸い込むマジックミラー

 フェンリルを無効にできない代わりにドルイドヴルムを無効にできるスキルドレイン。

「場と墓地で発動した効果が無効になる」ため、効果発動にチェーンして裏にしたり、バウンスしたりしても効果を通すことができません。スキドレはアルビオンの効果を赫で回避されますが、こちらはこちらでルベリオンを無効にできないので一長一短です。

 ティアラに対しては墓地融合までまとめて止められるため、スキドレより有能。

御前試合

 元のレシピには入ってたものの、解雇。ビーステッド対面でもティアラ対面でも闇が多くて刺さりにくい。レイノスタートやフェンリルスタートしてくれればまだ縛れるものの、後者は普通にきつく除去したいほうなので結果縛れない。

群雄・センサー

 デッキのコンセプト上入れられない。十二獣にエクシーズ重ねる→ヴェスペネイト重ねるの動きがどちらもできないため不採用。

アポピス

 烙印融合やらライスト羽根やら、止めにくい通常魔法を止めてくれる罠ビの救世主。エルドより永続罠の数が少ないので、安定して2枚効果無効を飛ばすみたいな芸当はできませんが、同名ターン1がなく同名2枚引いても最悪仕事するので3投。

神の通告

 主にフェンリルやミラジェイド、カレイドの墓地効果に打つ。やはりスペルスピード3は強力。

龍王の波動

 ライフコストなくなった代わりに場のモンスターの効果にしか打てなくなった通告。オマケ効果として、手札のモンスター除外して効果無効にしたモンスターを効果無効状態でこちらの場にssができる。

 

激流葬

 ヴェスペネイトを巻き込んでも蘇生はできないことに注意。ラムは行ける。

ミラーフォース

 マクロコスモスと一緒に貼っていれば、実質全体除外になる古参カード。11期の今になっても強いとは恐れ入りました。

 最近の環境は実質破壊耐性やら蘇生手段があるやらでリソース管理をして戦う2デッキが環境トップであり、どちらも発動無効をほとんど構えないために、マクロと一緒に構えると刺さるというカラクリ。

 

強制脱出装置

 パワーは低いが器用な罠。激流葬にチェーンして自分のフェンリル戻すもよし、ミラフォに巻き込みたくないティアラ融合体に打つもよし、ミラジェイドに打ってぶっぱ効果をなくしてもよし。

ワイルドボウ

 ETに強めかつ簡単アーゼウスの前座。

ライカ

 リソース担当。動きに余裕があるときは、積極的にラムを釣って後続を残したい。

タイグリス

 ドランシア亡き今、エクシーズ体の打点上昇に使うのが主な仕事。しかしこれも、スキドレ・マクロをどちらも貼っていないとき限定なのでなんとも下敷き感が強い。タイグリスェ…

ハマーコング

 金謙のコスト。対象耐性が自分にも適用されたらいいのになぁ。

ヴェスペネイト

 貫通持ち2500打点。このデッキのライフカット要員。先1で出しても純粋な壁以外ほとんど意味ないので、よほど事故っていない限りは先攻2ターン目以降に出す。

アーゼウス

 普通の罠ビでは苦労しないとだせないこいつも朝飯前です。そう、十二獣ならね。ドランシアがいなくなった現在、現実的な素材数は4。

ヌトス

 アルテミットスレイのコスト。2面除去を可能とする。

天獄の王

 これまた罠ビ御用達の一枚。ライスト羽根ケアとしても、打点3000としても。ビーステッドの打点を超えているのが強い。

パンクラ

 前にも後ろにも触れるやつ。ミラジェイドがいても問題ないのがいいところ。

拮抗

 環境に刺さっている通常罠。マクロミラフォよろしく、盤面のリソースのほとんどを奪い去り、基本どんな対面にも有効。ETで弱めなことだけがネック。現環境で入れない理由に乏しい。

王宮の鉄壁

 拮抗ケアかつビーステッド対策。ミラジェイドは効果を発動できなくなり、ビーステッドは飛び出せなくなる。

 ティアラ相手に入れるかは難しいところ。

神の宣告

 罠ビの必須カード。特に語ることなし。

次元の裂け目

 マクロだと遅い後攻から入れる用。主にティアラに対して。後攻1ターン目の融合が難しくなるので特に有効。

月女神の鏃

 ヌトスと合わせ、2枚の除去をする。ミラジェイドと獣が主な仮想敵。



 

問題点について

 ①烙印の獣が重い
 ②後続が続きにくい
 ③相手からの
バック割りが苦手

 ざっとこの辺でしょうか。
①は現環境を戦ううえで最も障壁になるだろう部分です。散々記事中でも言及しているのでもうおわかりだとは思いますが。メイン中フリチェでなんでも破壊は強すぎます。永続だろうが単発除去だろうが前盤面だろうがおかまいなしです。

②は十二獣の毎度の課題ですね。一応ヴェスペネイトが破壊されれば続くのですが、自分からマクロ貼ったりドルイドで墓地送りされたりするので、毎回発動できるとも限りません。フェンリルが多少はカバーしてくれますが。

③は罠ビの永遠の敵です。神や天獄を引けないときはどうしようもありません。素直に負けを認めましょう。

 

まとめ

 古きよき低速デュエルが楽しめる…かもしれない、いいデッキです。最近大会環境に復帰しようと考えているプレイヤーにめっちゃオススメできますね。なんてったってミラフォ使えるんですよ、ミラフォ。一緒に爆アドとりましょう。

ここまでのお付き合いありがとうございました!こんな動画も最近出したんです。よければ是非!

NET 1st 決勝 六花vs深淵烙印ダイノ – YouTube

ではでは!今日も明日も元気にいきましょ!

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